【涙腺崩壊】親は一生、子供の奴隷!? 過激に思える言葉の奥に、子どもへの愛情と母親へのエールを描いた漫画にホロリ


母親の自己犠牲を美化しているとの批判が殺到した「あたしおかあさんだから」という曲が少し前に話題になりました。それだけ子どもがいる母親の心に良くも悪くも“刺さった”歌詞だったわけですが、そこには「母親が母親であること」に対する根深い思いがあるように感じられます。

そうした気持ちを描き、現在ツイッターで話題を集めているのが、渋谷さえらさんによる漫画です。

「子どもが生まれてからずっと同じこと言ってる」「多分死ぬまで一生言ってる」という渋谷さんの思いを描いたものとなっており、「涙腺崩壊の被害続出!」との声もあがっているほど。私も読んでて思わずホロリ……。

母親はいつまで母親でいなくてはいけないのか……そんな自身への問いかけは、母親になった人であれば誰もが一度は抱いたことがあるものかもしれません。

【これからの人生は私の物ではない】

漫画は渋谷さんの回想から始まります。

「子どもを出産した時、漠然と『これからの私の人生は私の物であって私の物ではない』と思いました」「子どもが成人になるまで奴隷になるんだなと」

と当時、渋谷さんは感じたそう。

「奴隷」という言葉は少し過激ですが、子どもが生まれた直後は特に、それまで自分のために使われていた時間がほぼすべて子どもに費やされることになります。子どもは無条件で可愛いしいとおしい。けれどそれと引き換えにするものがあまりにも大きく、ギャンギャン泣く赤ちゃんを前に茫然としてしまうことがあるのも事実です。

孤独、寂しさ、虚無感、恐れ……全員がとは言いませんが、多くの人が子どもが生まれて幸せな中にもこうした気持ちを多かれ少なかれ感じたことがあるのではないでしょうか。

【子どもに対する「〇〇すればいいのに」という思い】

そして私たち親は始終ずっと「〇〇すればいいのに」という気持ちを抱えていくこととなります。渋谷さんの漫画は、子どもに対し

「早くまとめて寝る様になればいいのに……」
「早く言葉がわかる様になればいいのに」
「早く思春期終わればいいのに」
「早く受験終わればいいのに」

と続いていきます。

子どもが成人しても同じ。仕事に対して「そんな頑張らなくていいのに」、結婚式では「化粧落ちるから泣かなくていいのに」、娘が子どもを産んでも「産後つらいんだから休んでればいいのに」といったふうに……。

渋谷さんは最後のコマで自分の亡くなった姿を描き、「私たちの人生はきっと死ぬまで子どものことを思うための物で、死ぬまでずっと私たち『親』って難儀だな、と思うのです」と締めくくっています。

【中にはこんな声も】

子どもへの親の強い愛情があふれ出してくるようなこの漫画。読んだ人の中には

「重いんですよね。母親のこういう思い……時に脅迫されてるような気持ちになることもあります」
「奴隷……。どれも通ってきた苦労ですが、同じ母親として、そこまで自分の立場を暗く重く、卑下しなくてもよろしいんではないかと」
「子供はつくるべきでないと強く思いました(未婚」

といった声もあがっています。

【親へのエールが込められた漫画】

けれど私は渋谷さんはけっして卑下しているわけではなく、自分と同じ立場の母親たちへのエールを込めて描いた漫画だと感じ取りました。

子どもが生まれて自分より大事な存在ができたときに感じた責任の重さ。子どもが生まれてうれしい反面、犠牲にしなくてはいけないことも多い歯がゆさ。そうした思いを一生抱えていかなくてはいけないしんどさ……。そうした本音が率直に描かれており、共感せずにはいられなかったです。

同じく読んだ人からは
「職場で泣かすなとあれほど…(厳重注意!」
「あかん、泣きました」
「これでいいんですよね。私の親もきっとその親も同じことをしてきてくれました。私も胸を張って同じことをしてゆくつもりです」
「マンガ大変面白かったです。こういう親の生き方素敵だなって思います」
といった声も多くあがっています。

【母親が母親であることのむずかしさ】

母親はいつまで母親でいなくてはいけないのか。そこに親の愛情が深くこめられていることは間違いありません。けれど、だからこそ私には「いつまでも母親でいないようにしなくてはいけない」という思いもあります。

母になるとどうしても自分は二の次で、子どものことで自分を犠牲にしてしまいがち。子どもにすべてを捧げる人生は、子どもにとっても親にとっても不運で不幸なことにもなりかねません。そのバランスをどうとるか、日々、私も考え続けています。

渋谷さんはそれを「難儀」と表現していますが、「母親が母親であること」はきっと親である私たちが一生付き合っていかなくてはいけない課題なのでしょう。

今回はしんみりと考えさせられる内容でしたが、普段はクスリと笑えるものやあるある系の育児漫画も多い渋谷さん。興味を持った方は他の漫画もネットで読めるので、ぜひ読んでみてくださいね!

画像=渋谷さえら, used with permission.
参照元:Twitter @voxxx育児漫画「やっぱり家が好き」まとめ
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

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「あたし、おかあさんだから」の呪いをロバート秋山が解く!? 主婦の手抜きを全肯定する「マイクロズボラ」が最高すぎる


ここ数日、話題を通り越し炎上状態にまで発展している楽曲「あたし、おかあさんだから」

お母さんとなった女性の心情を歌ったこの曲は、「ねむいままあさ5じにおきるの」「いまはふくもごはんも ぜんぶこどもばっかり」「あたしおかあさんだから あたしよりあなたのことばかり」といった歌詞が母親の自己犠牲を強いているとして批判を呼んでいます。中には「母親はこうでないといけないという呪いみたい」という人も……。

いっぽうで今、ロバート秋山が歌う「マイクロズボラ」の曲が「主婦母親業の手抜きを全肯定してくれる」とふたたび注目を集めています。そうだそうだ、お母さんだからってズボラでもぜんぜんいいんだよぉぉーーーっ!! 秋山、サンキューーーーッ!!!!

【ズボラでも「いいんだよ」】

これまでクリエイターズ・ファイルの動画などで「なりきり芸人」としての才能を世間に知らしめて来たロバート秋山さん。

YouTubeのグリコ公式チャンネルに公開されている「マイクロズボラ」ウェブムービーでは、謎の大物シンガーソングライター感をただよわせた秋山さんが、主婦のいろいろなズボラを福山雅治さんばりの美声で「そのままでいいんだよ」と肯定してくれます。

「玄関の靴そろえるのは人来るときだけでいいよ」
「干してた服そのままダイレクトに着ていいよ」
「鍋敷きは新聞でいいよ」
「SNS映えする幸せ家族写真 無理に撮らなくてもいいよ」
「給食袋 体操袋 上靴入れ スマホでポチッと買っちゃってもいいよ」

などなど……。これ聴いて、ニヤニヤ笑いつつも私はなんだか心がめっちゃ軽くなりました。

【こういう歌が子供番組でもあるといいな】

「いい母親でいないと」「デキる主婦でいないと」という呪いは意外と強力だったりします。その呪いは親の教育だったり、育った環境だったり、社会の常識だったりといろいろなところから生じるものですが、それを解こうと思っても自分の力ではなかなかむずかしかったりするものです。

だからこそ、マイクロズボラの歌の「主婦や母親が心の奥底で抱えていたちょっとした悩みや罪悪感みたいなもの」をそのまままるっと「いいんだよ」って肯定してくれるこの感じ! これこそが日々がんばるお母さんたちが欲しい声がけであり、応援歌となるものなのではないでしょうか。

たまには寝坊したっていいし、大好きなおかずは自分だって食べたい。着たい服があれば我慢せず着ればいいし、夫に子供を預けて友達と遊びに行く日があってもいい。ズボラしたってぜんぜんオッケー。そんな歌が子供番組でも自然と生まれる社会であってほしいなと思うのは私だけでしょうか。

参照元:YouTube
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

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