「今日、1日なにしていたの?」 赤ちゃんに葛藤するママの様子を繊細に描いた漫画に涙が止まらない…パパママ必見です

子育て中の皆さん、お疲れさまです! ようやく、待ちに待ったゴールデンウィークがやってきましたよ~! ……と思ったら。

子どもって、休みの日に限って早起きするわ(なんで!?)、毎日お昼ご飯を作らなきゃいけないわ(給食のありがたさよ)、どこかに連れて行かないと不満が爆発しちゃうわ(しかも子どものアクティブさハンパない)で……あれ、休日は平日よりむしろタイヘン……?

そんな、子どもとの生活に日々奮闘しているみなさんに、今日はぜひとも、ぜひともご紹介したいインスタグラムの投稿があります。それは、子育てについての漫画や絵日記を描いている芸子さん(@geiko_tumu)による、「today」という詩を絵にした7ページの漫画

「today」は、ニュージーランドを中心に伝わる詠み人知らずの英詩。小さな子どもと過ごす中で絶対に味わう葛藤と、そのことへの答えがこれ以上ないほどにクリアに表現されているもので、詩人の伊藤比呂美さんが見事な日本語に訳しています。これを芸子さんの暖かいタッチの絵でつづったこの漫画、すべてのパパママにとってぐっと胸にせまるものがあるに違いありません。

【自分を責めてしまう日も】

「今日、わたしはお皿を洗わなかった」から始まるこの詩。

「ベッドはぐちゃぐちゃ」
「浸けといたおむつはだんだんくさくなってきた。」
「きのうこぼした食べカスが床の上からわたしを見ている」
「窓ガラスは汚れすぎてアートみたい。雨が降るまでこのままだと思う」

と続きます。これだけでもう、「あ、うちのことだ」とドキッとした方は多いはず。

別になまけていたわけじゃない。子どもにおっぱいをやり、泣きやむまで抱っこし、公園に連れて行き、駄々をこねたらなだめて……をやっていたら一日なんてあっという間。ちっともなまけていたわけじゃない。

それでも、心の奥からこんな声が聞こえてくることも。

「人に見られたらなんていわれるか。ひどいねぇとか、だらしないとか。今日一日、何をしていたの? とか」

……子どもを産む前はもっと家のことにも自分のことにも気を配れたのに。そう恨めしく思って泣けてくることだってありますよね。私も何度もありました。

【私はちゃーんとやってる!】

けれど、そんな自己嫌悪の気持ちに対し、この詩はこう返してくれます。

「でも こう考えれば、いいんじゃない?」
「今日一日、わたしは澄んだ目をした、髪のふわふわなこの子のために すごく大切なことをしていたんだって」
「そしてもし、そっちのほうがほんとなら、わたしはちゃーんとやったわけだ」

【子育て中の人たちから共感の声】

この「today」という詩を漫画にした@geiko_tumuさんは、2017年に女の子を出産したお母さんでもあります。

「先日初めての支援センターデビューをしました! 壁にこの詩を書いた模造紙が貼られており、何気なく読んで見た所もうジーーーーン。ニュージーランドで作られた詩だそうなんですが、なんだか前向きな気持ちになれたので漫画にしてみました」

とのこと。そしてこの投稿には1万件を超える「いいね」がされ、

「読んで泣きました。ずっとダメなママだって自信がなかったけれど、ちょっとだけ大丈夫だって思うことが出来ました!」
「凄い背中を押されます。明日からも三人の子育てがんばります」
「いまはまだ妊婦なのですが、悪阻(つわり)が酷くて思うように家事ができなくて、自分をずっと責めていました。すてきに漫画にされていてわかりやすく。泣けました。ありがとうございます」
「この詩、大好きです! 『この声を君に』というドラマの終盤で引用されていて知りました。良いドラマなので、この詩をお好きなみなさんは、ぜひ観てみてください!」

など多くの共感コメントが寄せられています。原詩の素敵なメッセージと見事な日本語訳もさることながら、それがやさしさあふれる絵でわかりやすく伝えられたことで、よりそのメッセージを深く受け止められた人が多かったのではないでしょうか。

【子どもが笑顔で育っている、それでじゅうぶん】

子育ては、ときどき孤独とのたたかいでもあります。そのひとつには「社会に認められない」というさびしさもあると私は思います。たとえばこれまで仕事をしてきた人は、仕事を通して社会の中でなんらかの役割を果たしてきた。けれど、子育てはとてもドメスティックなもので、その成果は昇進や報酬として返ってはきません。

だからこそ、まずは夫婦で「お互いがんばってるね」「ありがとう」と声に出して認め合ってほしいもの。それだけで気持ちが報われる人は多いんじゃないでしょうか。

【大丈夫、あなたはちゃーんとやっているよ】

そして詩にもあるように、目の前の子どもが笑顔ですくすく育っている。その笑顔のためにがんばっているのなら、大丈夫。「ちゃーんとやっている」のだから。

「ひどいねえとか、だらしないとか、今日一日、何をしてたの?とか」には絶対に絶対に、耳を貸さないで。他人の言葉はもちろん、自分の心の中からの声にも。

子育てをがんばっている皆さんは、もうすでにじゅうぶんなことをしているんです。この事実をどうか忘れないでください。

芸子さんの漫画全編は、下記参照元からどうぞ。心温まる7ページ、ぜひご覧になってみてくださいね。

参照元:Instagram@geiko_tumu
Illustration:芸子, used with permission.
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

続きはこちら